クランバー・スパニエル1

今回は、クランバー・スパニエルの特徴や性格、寿命に飼い方、注意したい病気についてまとめてみました。

クランバー・スパニエルの歴史

イギリス原産のクランバー・スパニエルは、スパニエル種の中でも古い犬種です。

17世紀前後から存在が確認されていますが、その起源は明確には分かっていません。

飼い主の多くはイギリスの王族や貴族だったため一般には流通しておらず、見目の華美な様子から「スパニエル界の貴族」と呼ばれているほど熱烈な支持を受けていました。

狩猟犬として活躍し、恵まれた環境で育ち馴染んできましたが、戦乱が終わった後で頭数がまたたく間に減少していきます。

ですが愛好家達の尽力により現在まで大切に受け継がれ、日本国内でも人気が向上しています。

クランバー・スパニエルの特徴や性格は?

クランバー・スパニエル2
原産地:イングランド(イギリス)
起源:18世紀
元来の役割:鳥を飛び立たせること、回収犬
現在の役割:鳥を飛び立たせること、回収犬、スパニエル系の競技
体高(雄)インチ(cm):19-20(48-51)
体重(雄)ポンド(kg):70-85(32-39)
体高(雌)インチ(cm):17-19(43-48)
体重(雌)ポンド(kg):55-70(25-32)

クランバー・スパニエルの特徴

クランバー・スパニエルの体高は48cm前後、体重は32kg前後です。

全体的に艶やかな体毛の下には丈夫な骨格をもっており、胴体がやや長めとなっているため横から見ると長方形に近い体格をしています。

垂れた耳や胸元、四肢には体毛よりも柔らかな飾り毛があり、品の良さを伺わせます。

狩猟犬として活躍した名残りから、体に傷がつかない様に豊かな毛並みをしています。

遠くからでも発見しやすいように、体毛はホワイトが基調となっていて、耳や鼻先などごく一部のパーツのみレモンやオレンジカラーです。

頭部が大きく穏やかな表情をしており、たおやかな性質の表れでもあります。

クランバー・スパニエルの性格

おっとりとたおやかで、いつ見てものびのびと気ままな印象を受けますが、屋外では活発に飼い主と遊びたがります。

臆病な一面があるので他の犬種やなじみの薄い人への警戒心が強く、自発的に近づくことはあまりありません。

クランバー・スパニエルは運動も自分からあまりしたがらないため、飼い主側からアプローチをしたり、一緒に楽しめる遊びを加えてあげると喜びます。

落ち着いた振る舞いは勿論ですが、どこか呑気なポイントは他にもあり、まるで人間のようにいびきをかく場合もありますので、終生癒される存在となるでしょう。

クランバー・スパニエルの飼い方

食事が好きで、運動に積極的ではないため、肥満になりやすい個体も多くいますが、食事量と運動量のバランスを大切にすることで、予防することができます。

散歩は一日一時間程度、屋内では大人しく過ごす事ができ、幼い子供や他の犬種とも馴染んでいくうちに共存が可能になりますので、時間をかけて丁寧にしつけましょう。

家庭犬として素晴らしい振る舞いを見せてくれます。

また、暑さにあまり強くないため、家庭内での飼育がお勧めです。

クランバー・スパニエルは吠え癖もあまりないため、都市部での飼育にも向いています。

クランバー・スパニエルの健康面の注意点

遺伝性の疾患は多くあり、股関節形成不全、椎間板疾患、眼瞼内反症などが挙げられます。

クランバー・スパニエルは肥満にもなりやすく、てんかんになる可能性もありますので、日々の暮らしの中で多くのケアが必要となります。

また、胴体が長い骨格から、将来的にヘルニアにかかる可能性も高くありますから、普段遊んだり散歩したりする場所への配慮が大切です。

ブラッシングは週に2、3度行い、清潔さを維持することで皮膚の炎症などの予防もできます。

クランバー・スパニエルの寿命は12年前後と言われています。

かかりやすい病気

特に気をつけたい病気:股関節形成不全、眼瞼内反症
気をつけたい病気:椎間板疾患、眼瞼外反症
たまにみられる病気:てんかん
しておきたい検査:股関節検査、眼科検査
寿命:10〜12歳