イングリッシュ・コッカー・スパニエル1

今回は、イングリッシュ・コッカー・スパニエルの特徴や性格、寿命に飼い方、注意したい病気についてまとめてみました。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの歴史

鳥猟犬としてイギリスを原産国とし活躍してきたイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、狩猟犬中で最小クラスでありながら優れた資質が重宝されてきました。

10世紀前、イギリスへと輸入されたスペイン原産のスパニエルの血筋を引き、より小型化され現在の愛らしい姿となったのです。

小型ながら俊敏で獲物を追い回収する習性に優れていますが、次第に容姿を愛玩用として広く一般層へ受け入れられるようになり、世界中の家庭犬として普及していきました。

狩猟犬ですが従順で大人しい性格から、日本でも人気の高い犬種となっています。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの特徴や性格は?

イングリッシュ・コッカー・スパニエル2
原産地:イングランド(イギリス)
起源:19世紀
元来の役割:鳥を飛び立たせること、鳥獣回収犬
現在の役割:鳥を飛び立たせること、鳥獣回収犬、スパニエル系の競技
体高(雄)インチ(cm):16-17(41-43)
体重(雄)ポンド(kg):28-34(13-15)
体高(雌)インチ(cm):15-16(38-41)
体重(雌)ポンド(kg):39-41

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの特徴

体高は40㎝前後、体重は13kg前後で小型犬に属します。

四肢や腹回りなど毛の先端へ向かうにつれ緩い巻き毛状になっており、艶やかでゴージャスな印象を与えます。

特に垂れた耳から下がる巻き毛は豊かで愛らしいと評判です。

アメリカで広まったアメリカン・コッカー・スパニエルの元祖となりますが一部特徴が異なっており、イングリッシュ・コッカー・スパニエルは鼻梁が長く温厚な顔立ちをしています。

毛色はブラック、レッド、チョコレート、ゴールドなど様々ですがどれも豊かな色艶をしているので、国内でも色々なタイプを見掛ける事が出来ます。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの性格

狩猟犬の素質を持ち合せていながらたいへん従順で飼い主の指示を的確に聞き入れます。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルはしつけの効果も早い段階であらわれますので、家庭犬として実に優秀です。

体力があり、天真爛漫で好奇心旺盛ですが、少々繊細で臆病な面もあります。

飼い主との散歩には積極的に行動を共にしますが、慣れない道や見知らぬ人や動物を見掛けると尻込みしてしまう場合もあるため、声掛けやスキンシップをはかり、気持ちを前向きにさせてあげましょう。

また、信頼関係が築けた家族や別の犬種とも良好な関係を作る事が十分可能ですので、家庭犬として、または多頭飼いにも向いています。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの飼い方

イングリッシュ・コッカー・スパニエルは狩猟犬時代の資質をいまも強く受け継いでいる犬種です。

ですのでしっかりと毎日の運動時間をもうけてあげましょう。

1日1時間以上の散歩、キャッチボールやドッグランでの短距離走など、しっかりと体を使う遊びを充実させてあげる事で、家庭内でもマナー良く振る舞うことが出来るようになります。

基本的には室内飼いを優先してあげてください。

毛量も年間通してありますので、夏場の体温調整にも気遣いが必要です。

週に2、3回はブラッシングをしてあげると、美しい毛並みを維持する事が出来ます。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの健康面の注意点

垂れ耳の犬種にありがちな外耳炎や耳の病気に注意してあげてください。

そのため、定期的な耳の掃除が必要です。

また、イングリッシュ・コッカー・スパニエルは遺伝性疾患がとくに多いので、様々な事柄への知識を前もって深める事で、十分な予防策を案じてあげる事が可能です。

てんかん、先天性激怒症候群、セロイドリポフスチン蓄積症に加え、後天的な目の病気にかかる可能性もあります。

そのほかに内臓疾患も多く報告されており、あらゆる面で体力的な問題が関わり易い犬種なので、かかりつけ医院を持ち、常に前兆に気づけるように観察をしっかりとしておきましょう。

かかりやすい病気

特に気をつけたい病気:進行性網膜萎縮症
気をつけたい病気:股関節形成不全、白内障
たまにみられる病気:外耳炎
しておきたい検査:聴覚検査(パーティーカラーのみ)、眼科検査、股関節検査、膝関節検査
寿命:12〜14歳
注意:斑点が全体的にちらばっているパーティーカラー・タイプには難聴が多くみられる。毛色が一色に統一されたソリッド・タイプには股関節形成不全が多くみられる。進行性網膜萎縮症については、遅く発現するPRCDタイプ(進行性網膜桿状体-錐状体異形成タイプ)が一般的である。