イングリッシュ・トイ・スパニエル1

今回は、イングリッシュ・トイ・スパニエルの特徴や性格、寿命に飼い方、注意したい病気についてまとめてみました。

イングリッシュ・トイ・スパニエルの歴史

イギリス原産であり、17世紀の王室の肖像画にイングリッシュ・トイ・スパニエルの祖先が登場する姿からも伝わってくるように、昔から貴族の間で大切に飼われてきました。

別名キング・チャールズ・スパニエルと呼ばれている事からも、上流階級の目を楽しませてきた過去が伺えます。

その後17世紀にパグが流行し、交配を重ねていくうち人々の間に広く浸透しながら更なる小型化が求められ、より小さな頭や上品な口許へと変化を遂げていきます。

イングリッシュ・トイ・スパニエルと正式に呼ばれるようになったのはアメリカに伝わってからです。

イングリッシュ・トイ・スパニエルの特徴や性格は?

イングリッシュ・トイ・スパニエル2
原産地:イングランド(イギリス)
起源:17世紀
元来の役割:小型の鳥を飛び立たせること、愛玩犬
現在の役割:愛玩犬
体高(雄)インチ(cm):10-11(25-28)
体重(雄)ポンド(kg):8-14(4-6)
体高(雌)インチ(cm):10-11(25-28)
体重(雌)ポンド(kg):8-14(4-6)

イングリッシュ・トイ・スパニエルの特徴

体高25㎝前後、体重5kg前後とたいへん小型な犬種です。

イングリッシュ・トイ・スパニエルはその小柄さに加え大きな瞳、小さな鼻と唇に豊かな毛並みが高貴な佇まいを醸し出しています。

毛色は様々で、二色以上のパーティーカラーと単色のソリッドカラーの中でも更に細かく違ってきます。

毛質はとてもふわふわと柔らかく、指通りも良いのでいつまでも撫でていたくなるような触り心地をしています。

なかでも目を引くのは頭の綺麗な円形でしょう。

表情の可愛らしさも含め、たいへん人気の高い犬種です。

イングリッシュ・トイ・スパニエルの性格

犬の中でもどことなく猫に性格が似ているとも言われることがありますが、気ままに一日を過ごす反面、常に飼い主の視界に入って居たいと従順な面も強く持ち合わせています。

大人しく静かに過ごしますが、気持ちをなかなか曲げない面もあるため、まるで子供のような感覚で大切に育てる愛好家が多いようです。

イングリッシュ・トイ・スパニエルは行儀も良いので、家庭内においても穏やかに立ち振る舞うことが出来ますし、飼い主の家族ともうまくコミュニケーションを図ることが出来るでしょう。

しかし多頭飼いする場合は相性をよく見極めての判断をお勧めします。

イングリッシュ・トイ・スパニエルの飼い方

屋内で一日中穏やかに過ごす事が出来る犬種ですので、基本的に室内飼育が推奨されています。

毛量が多く一年中多毛であるため暑さにとても弱いです。そのため、季節を通して暑い時期は特に室温の調整を行ってください。

豊かで美しい毛のブラッシングは週の2、3回、トリミングは1か月~2か月に1回がお勧めです。

たいへん愛情を求めてくれるイングリッシュ・トイ・スパニエルは、運動量はさほど必要ではありませんが、飼い主とのスキンシップを何より喜びますので、ぜひとも毎日コミュニケーションをはかってあげてください。

イングリッシュ・トイ・スパニエルの健康面の注意点

遺伝性の病気は、口腔疾患や関節の病気などが挙げられます。

体躯が細く軽量であるため、一日の運動は日常の動きで十分です。

段差や急な動作などは脱臼の原因にもなりますので、室内での飼育環境に気を配ってあげましょう。

また、時折みられる症状として動脈管開存症も挙げられます。

垂れ耳で長毛ですから外耳炎になりやすいため、定期的な診断をお勧めします。

日本ではかなりレアな犬種ですので、かかりつけの病院を探すことは必須です。

イングリッシュ・トイ・スパニエルの寿命は10年前後とされています。

かかりやすい病気

特に気をつけたい病気:膝蓋骨脱臼
気をつけたい病気:早期の口腔疾患
たまにみられる病気:動脈管開存症
しておきたい検査:膝関節検査
寿命:10〜12歳
注意:麻酔に敏感