犬が足を舐める・噛む
犬が自分の足を「舐める」「噛む」などの行為をしているのをたまに見かけますが、この行為は何か異常な事なのでしょうか?

中には、この行為により肉球が真っ赤になってしまっている犬も…。

ここまでくれば、皮膚炎なども心配になりますよね。

そこで今回は犬が自分の足を舐めたり、噛んだりする理由と皮膚炎の可能性についてまとめてみました。

犬が足を舐めたり、噛んだりする原因とは?

さて、犬が足を舐めたり、噛んだりする場合に考えられる理由としては、主に病気とストレスの2パターンが考えられます。

早速考えられる原因についてそれぞれ細かく見ていきましょう。

病気が原因となる場合

犬の足 皮膚炎

アレルギー性皮膚炎

犬のアレルギーの原因は、主にエサや住環境の急激な変化などが挙げられます。

ハウスダストや花粉、ダニ・真菌などを吸引して引き起こされるアレルギーの場合はアトピー性皮膚炎、プラスチック製の食器、洋服・首輪、敷物といった普段直に触れる物や、道端や公園などの草木に触れる事で刺激されて引き起こされるものを接触性皮膚炎と言います。

このアトピー性皮膚炎と接触性皮膚炎ですが、どちらも治療方法としてはアレルギーの原因を突き止めて環境から排除することが重要になってきます。

食べ物は特に、与えている物をしっかりと確認し、アレルギーを引き起こす可能性がないか確認しましょう。

また、かゆみに関してはステロイド剤や坑ヒスタミン剤、免疫抑制剤で抑える事ができますが、基本としては薬用シャンプーを使ってマメに洗うという事が最も重要です。

膿皮症

足に傷ができたり、過度なシャンプーなどにより皮膚の脂成分が減少したりすると、黄色ブドウ球菌などの細菌に感染し、化膿してしまいます。

この場合、足の指の間に発生しますが、足だけでなく、顔や全身のどこにでも発症する可能性があります。

膿皮症の症状としては、皮膚が赤くなってかゆみを伴います。
さらに、症状が悪化すると脱毛し、慢性化するとやがて皮膚が色素沈着で黒くなっていきます。

膿皮症の症状が現れたら、薬用シャンプーで皮膚を常に清潔に保つように心がけてください。
この時の注意点としては、シャンプーが残らないようにしっかりとを洗い流すようにしてください。

また、皮膚の免疫力をあげるビタミンEや必須脂肪酸を含んだエサなどは治りが早く、予防にもつながってきます。

症状が酷い場合や悪化したり、治らないという場合は必ず病院で見てもらうようにしましょう。

毛包虫症

毛包虫症は、ニキビダニと呼ばれる体長およそ0.2~0.4ミリの肉眼では見えない小さなダニによって引き起こされます。

ニキビダニは、毛穴の毛包や皮脂内に寄生する特徴があり、脂っぽい皮膚に細菌感染することで、激しいかゆみと炎症を引き起こします。

症状としては、皮膚に赤いブツブツが出てきたり、大量のフケが発生し、やがて脱毛します。

この毛包虫症の治療方法としては、薬浴や駆虫薬の投薬が効果的です。

ちなみに、このニキビダニは、健康的な犬にもついていることがあり、免疫力が低下した時に発症する事があるので注意しておきましょう。

ストレスが原因となる場合

さて、ストレスや不安を抱えている犬は、これを解消するために足先を舐め続ける行動をとる場合があります。

この行為は転位行動と呼ばれ、コントロールするのが非常に難しい問題でもあります。

例えば、これまで問題なくお留守番をできていたのに、ある日帰ると自分の足先を真っ赤になるまで舐めていて、足の裏の肉球の間の皮膚がただれていた…というのものが転位行動です。

ストレスの原因を解消してあげなければ、足を舐める行動は続きます。
この繰り返しで、舐めている舌の刺激と唾液で赤くなった足先はやがて皮膚炎を起こしてしまうのです。

ストレスの要因としては住環境の急激な変化や体調不良、アレルギーなど様々考えられます。

この場合、何がストレスになっているのか要因を突き止めて早く対処しなければなりません。

例に挙げたお留守番の場合は、何か不安に思う要因があったのでしょう…。

もし、不安そうな顔や素振りをしていたら、優しく「大丈夫だよ」など声をかけてあげましょう。

ストレスの原因を見つけ、それを解消してあげるというのは非常に難しいことですが、こういった接し方を見直すというのが一番確実な方法と言えるでしょう。